ときどき写真の話をしよう

趣味の写真の話(ときどき)、雑談、買ったもののレビュー的な何かなど。

Nikon Z8 を買った理由5選

お久しぶりです。ごぶさたしてます。買っちゃいました。

 

Nikon Z8 です。

今回はZ8を買った理由5選と称し、購入に至った経緯と個人的に惹かれた点を綴ります。

Amazon のアソシエイトとして、がらよんは適格販売により収入を得ています。)

 

(理由1)Zfが来なかった

いきなりそれかいって話なんですけど(笑)、昨年の10月にZfの存在を知りまして。
NIKONは使ったことなかったしちょっと写真熱が冷めてる時期だったんでノーマークだったんですけど、その外観とMF時に顔検出が効くみたいな機能があると知って、衝動的に予約しちゃったわけです。その時点で納期半年とかっていうアナウンスはあったので、気長に待ちつつ冷めたら途中でキャンセルでも良いかって気持ちで予約入れたんですけど、来ないし。

X(旧Twitter)なんか見てると年末あたりからぼちぼち手に入ってる人もいて。でも来ないし。

追加のレンズとかマウントアダプターとか揃えちゃったんですよ。でも来ないし。
(注:予約して3ヶ月程度なので納品されてなくて当然です)

ちなみにNikonの他のカメラはどんな感じなんだろうなぁ。Z6Ⅱはちょうどいい感じだけど新機種でそうなのね。新機種出るまで待ってたら春になっちゃうね。

へぇZ8って去年発売で評判いいのね。中身はフラッグシップのZ9とほとんど一緒なのね。も気晴らしも兼ねてちょっと近所のカメラ屋さんに見に行ってみようか。高級機だし在庫ないと思うけど。

 

(理由2)実物持ってみたらグリップがしっくりきた

そんな気持ちでカメラ屋さんに行ったら「ちょうど1台だけ在庫ありますよ」なんて店長さんに言われた日にゃ根拠のない運命感じますよね(爆)

店長「ちょっと持ってみますか」

ワイ「ええ」

(ワイに電流走る)

ワイ(なんだこれ、重い割にめっちゃ持ちやすい)

Zfでちょっぴり気になっていたのがグリップ。もちろんその控えめなグリップ込みで気に入ったデザインではあるんだけど実用上どうかなと。

一方でZ8は確かにデカいし重いんだけどグリップの持ちやすさと安定感は自分の中で過去イチでした。

 

(理由3)AFの食いつき

店長「このカメラ1秒間に120枚撮れますよ」

ワイ「えぇ。。。」

正直、連写はそこまで早くなくていいんだけど(撮りすぎると後からのセレクトがめんどいし)なぁなんて思いながら試写させれもらってて気づいたのがAFの食いつきがすごく良いこと。瞳検出も近い方をリアルタイムで捉えてくれるし、これは凄い。欲しい!

 

(理由4)買うからにはZ8を使い倒そう。

Z8欲しくなっちゃったんですが、問題は価格。予約してるZfレンズキットが30万円弱。Z8単体で53万円。

Zfレンズキット+標準ズーム1本+マウントアダプターなどの予算は確保していたんですけど、さらに20万円以上はなぁって。

しばしの迷いの後に辿り着いた答えは「フラッグシップ相当のカメラを買うからには使い倒す」。他に持ってるカメラは売却してしまおう。結局、Z8と明確に差別化できるGRⅢxだけは残して、2台のカメラを手放すことにしました。売却予想額は約30万円。これで差額+レンズ1本分くらいの予算の確保ができました。

 

(理由5)DXクロップがいい。

1台体制にしたところで、望遠レンズどうしましょうかと。

運動会とかの撮影で200〜300mmくらいは欲しい。

Z用に準備したレンズは28−75の1本のみ。調べてみたらZマウントで300mmを賄えるレンズはどれも高いし、重い。そしてお高い。

ただ、そんな悩みをフォローしてくれる機能がZ8にはありました。
Z8はボタン1つでDXクロップ(ざっくりいうとセンサーの中心に近い部分のみを使って擬似的に1.5倍相当の焦点距離で撮影できる)が出来て、しかも元が4,571万画素あるのでDXにしても1,936万画素で撮影できる。これだけあれば多少のトリミングを加えても耐えられるので(FX)200mm→(DX)300mm運用でいけるかなと。

そこで重さも価格もお手頃(ちょっと感覚狂ってると我ながら)で評判もいい24−200を買い足すことにしました。

 

そんなわけで我が家に来てくれたZ8。早速、いろいろとイジり倒してます。初Nikon機無上に設定項目もたくさんあって大変だぁ(喜)

 

(おまけ)懸念点

Z8にする際に唯一懸念だったのがZfにあるMF時の被写体検出がないこと。
Mマウントレンズとかで遊ぶときに便利そうな機能じゃないですか。Z 8にも今後アップデート対応してくれないかなぁ。

とか考えていたら、こんなアイテムを見つけちゃいました。良さげ。でも6万円かぁ。。。

 

 

AirPods Pro (第2世代) を発売日に入手できたのでレビューします。

約5年ぶりの更新になりますが(小声)ぼちぼち更新を再開しようと思います。

手始めに本日入手した AirPods Pro (第2世代) の即興レビューをどうぞ。

 

製品はこちら↓

外観、使用感

私は初代AirPods Proも使ってきましたが、外観や装着感に違いはありません。

非常に軽く、信じられないほど耳にフィットします。

個人差はあるかもしれませんが、いくつか所有しているワイヤレスイヤホンの中では最高です。
ペアリングもケースを開けるだけ。1台ペアリングすれば同じApple IDの機種にはすべて行き渡る。この辺はさすがApple製品と言わざるをえません。

 

音質

初代AirPods Proと比較すると

・高音:クリアになった
・低音:締まっている
・音場:やや広がった

という印象を受けました。Appleのイヤホンらしく中間域が厚くなっていますが高音、低音共に質が良くなったようです。これにより音場のスッキリ感や定位が向上して聞こえます。

価格相応かというと(例えばWF-1000XM4なんかとの比較)悩ましい部分はありますが、個人的には十分なところまでブラッシュアップされたと思っています。今後のアップデートでハイレゾ対応なんて声も聞こえてくるので、少しは期待してもいいかなと思います(劇的に変わることもないと思いますが…)。

 

 

ノイキャン、外部音取り込み

Appleもこの点を強調しているように、わかりやすく進化しています。

ノイキャンはこれまで以上に違和感なく、高精度で周辺の雑音を消してくれます。風も強かったのですが、その影響でかえって異音が増えるなんてこともありませんでした。ノイキャン特有の耳の負担感もないですね。

個人的に外部音取り込みの進化が嬉しかったです。よく AirPods Pro を使いながら買い物をするのですが、初代はレジのところで外部音取り込みに切替えると今まで聞いていた音楽があまり聞こえなくなってしまったんですげど、本品はしっかり聴こえる。それでいてレジや周囲の音なんかもちゃんと聴こえる。そのまま外に出て周りが静寂になると音楽がさらによく聴こえる。この辺のバランスの調整具合がとても気に入りました。

 

まとめ

AirPods Pro (第2世代)ですが、初めて聞くような新機能や強烈な進化は見られませんでしたが、初代からしっかりブラッシュアップされている印象です。
ハイレゾ対応のコーデックの採用などは見送られたようですが、Apple Musicなどのストリーミングサービスで音楽を楽しむ分には必要十分な音質までに向上していますし、ノイキャン、外部音取り込みも高性能で屋外での使用は非常に快適です。

一方で、各所で言われている通り決してお手軽価格とは言えませんがiPhoneiPadで頻繁に音楽を楽しみ、ノイズキャンセリングイヤホンを探している方には是非ともおススメしたい製品です。

Apple AirPods Pro(第2世代) ​​​​​​​

 

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谷中レトロカメラ店の謎日和

読書量は多くない方ですが、毎月雑誌など含めて2〜3冊は買って読んでます。

 そんな中で、読み切るのが惜しくて最後まで読まずに止まっている本が3冊あります。正確には先日増えて3冊になりました。増えたのはこれ。

「谷中レトロカメラ店の謎日和」です。

 

中古カメラを題材にしたミステリー作品ということで、店長とアルバイト店員が行く先々で凄惨な事件が起こり、その事件現場の写真からをジッチャンの名にかけて推理し、カメラ型麻酔銃で探偵を眠らせて事件を解決する…

 んなわけありません。

 

実際はカメラや写真に関わる小さな「謎」を解明して行くうちに、関係する人たちの知られざる背景や想いが明かされて来る…と言う非常に読後感の良い短編集です(Amazonさんに良いレビューがありますので興味ある方はそちらもどうぞ)。

 短編集と言っても全体での大きな流れや伏線もあって私ながらに「推理」しながらよんでいたんですが、1冊目の最後の章でそれが(私の推理なんかより余程深いところで)すこーんと外され、その衝撃と面白さのあまり2冊目を読んで結末を知ってしまうのがもったいなくなったというところです。

 

 

ちなみに残りは私が勝手に師と仰いでいるハービー山口先生の「雲の上はいつも青空」。私が人に贈った優しくない唯一の本でもあります。自分が読み切ってないのに(笑)。

雲の上はいつも青空 ?ハービー・山口 フォトエッセイ? (玄光社MOOK)

雲の上はいつも青空 ?ハービー・山口 フォトエッセイ? (玄光社MOOK)

 

 

 で、あとひとつが魔法陣グルグル」。ええ、マンガです。が何か?(笑)。

 いつの間にか「2」も出てたんですね。
20年ぶりっ子で読んでみようかな。

 

いつものことですがAmazonさんアフィリエイトをしてます。よろしくお願いします。

LEICA M10のケースは鳥井工房さんのにしてみた

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Ever-ready case & LEICA M10 with Summilux35mm/1.4 (1st)

 

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Ever-ready case & LEICA M10 with Summicron50mm/2.0 (1st,固定鏡筒)

 

M10のケースどうしようかと考えていたのですが、鳥井工房さん(http://www.toriikoubou.jp)の

エバレディケースにしてみました。届いて開封の儀をした途端、5mくらい飛び上がりました(大げさ)。

カッコ良すぎです。

革の質感も良く、M10ともども意味もなくずっと触っていたくなります(笑)。使って行くことで革の艶がでてきて風合いも変わってくるようで、楽しみが増えました。 

 

鳥井工房さんは私が学生時代を過ごした函館に工房をお持ちとのことで勝手に親近感を

持っているところです。こんど帰ったら訪ねてみようかしらん。

 

そろそろ桜も咲いてきました。来週は花見らしいので、ちゃんと写真も撮ってこようと思います。

ついにKANさんのアルバムがハイレゾ化されたという話

ばばん。

 f:id:coolkick2016:20170326144149j:image

 

なんというか、これだけでは良く分からないと思いますが、私が20年以上敬愛させていただいているKANさんの大体セルフカバーアルバム「la RINASCENTE」がハイレゾ化されたので早速ダウンロードしたというわけです(拍手)。

 

こちらで購入いただけます(回し者ではありません)。

http://www.e-onkyo.com/music/album/epce7303/

 

CDはこちらから。回し者ではありませんが、こちらは私がちょっぴり得するシステムになっています。

 

la RINASCENTE

la RINASCENTE

 

 

 

このアルバムがどれくらい素晴らしいかというと、休日出勤で会社に行く途中の車でこのアルバムを聴いていたら「今日行くべきは会社じゃない。仙台だ」と思い、そのまま新幹線に乗って当日券買って仙台公演を満喫し日帰りで帰ってきちゃうくらいです(私は関東在住)。

ただし、本件については目の前の仕事から現実逃避したという説もありますので、十分ご注意ください(ちなみに翌日はその分の仕事で徹夜しました)。

 

KANさんは「愛は勝つ」のイメージが強く最近見てないなぁという方が多いと思いますが自身のライブの他にもいろんな音楽家さんとコラボしたり、スキマスイッチさんのいろんな曲をつなぎ合わせて1曲にして提供したりと多方面で活躍されております。

ご興味のある方はYouTubeなどで「KANライブ」と検索して見てください。

 

最後に仙台公演の帰りに慌てて撮った駅前の写真を1枚。

ブレないように手すりに置いて撮ったんですがやっぱりブレているので小さいサイズです(笑)

 

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LEICA M10 , Summilux-M35mm/1.4 ASPH. , ISO100 , 8s , jpeg ,トリミング , 彩度補正

 

 

 

今回もまた、Amazonアソシエイトプログラムに参加してますよ。と言っておきます。

ペンタックスKP使ってみた

前回書いた通り「発作が起きて」買ってしまったペンタックス KPですが、

1週間ほど使った感じではAPS-C機で初搭載(K-1が最初)の「機能ダイヤル」が使いやすいです。

デフォルトで決まっている以外に自分で好きな機能を3つ登録できるのですが、私は今のところ

C1「カスタムイメージ」

C2「露出補正」

C3「ブラケット幅」  としてして使っています。

普段はC2にして露出補正をすぐにできるようにしておいて、場面によってカスタムイメージで雰囲気を変えたり、ブラケット幅を調整して露出を大きめに振ってみたりしています(私はほとんど露出の写真をブラケットで撮っています)。

 

f:id:coolkick2016:20170312164542j:image

 PENTAX KP , DA 20-40mmLtd (40mm) , ISO200 , 1/250s , f4.0

 

 f:id:coolkick2016:20170312164324j:image

 PENTAX KP , DA 20-40mmLtd (27mm) , ISO100 , 1/250s , f5.6

 

f:id:coolkick2016:20170312164014j:image

 PENTAX KP , DA 20-40mmLtd (40mm) , ISO200 , 1/100s , f5.6 , 色抽出

 

 
ライカ(M10)は機能がシンプルで全神経を被写体に集中して撮るのですが、KPは機能が豊富なので色んな撮り方を試す事ができてそれはそれで楽しいものです。とはいえ、いくら機能が豊富でも簡単に呼び出して設定できなければ次第に使わなくなるものです。その点、KPでは「機能ダイヤル」をはじめとしたボタン類のカスタマイズがかなり思い通りにできるので「自分だけの」カメラにする事が可能です。小型になった外観含めて非常に「ペンタックスらしい」カメラになっていると感じました。

 

それでは今日はこの辺で。

 

 

 

 いつものことですが、Amazonアソシエイトに参加しています。

小型ボディに大きめに見えるダイヤル類も使ってみると納得の使いやすさです。

LEICA M10 + Summilux 75mm で散歩してきた(カラー編)

前回(http://tokisyabana.hatenablog.jp/entry/2017/02/19/122928)に引き続きM10と

ズミルックス75mmでのお散歩写真です。

今回はカラー編をどうぞ。

 

f:id:coolkick2016:20170219155406j:imageLEICA M10 , Summilux-M75mm/1.4(1st) , ISO100 ,1/500s

 少し絞っています。金属、塗装の質感が素晴らしいです。

f:id:coolkick2016:20170219155428j:imageLEICA M10 , Summilux-M75mm/1.4(1st) , ISO200 ,1/180s

 75mmは中望遠に分類されると思いますが誇張も少ないので標準レンズっぽい使い方もできますね。

f:id:coolkick2016:20170219155441j:imageLEICA M10 , Summilux-M75mm/1.4(1st) , ISO500 ,1/3200s

 やはりヨーロッパ生まれのカメラ。このようなシチュエーションがハマります。

f:id:coolkick2016:20170219155454j:imageLEICA M10 , Summilux-M75mm/1.4(1st) , ISO100 ,1/750s

 M10はハイライトが粘るので思い切ってハイ側に振れます。オールドレンズを使う際にもいわゆる「味」が出やすいのではないでしょうか。

 

いかがでしょうか?

レンジファインダーでブライトフレームを使って撮る時の利点のひとつに、写真に入らない部分も見ながらフレーミングできることがあると思います。その点で75mmのフレーム枠は(眼鏡をかけている)私にはちょうど良い大きさになりました。一方、ピント合わせはライブビューにしてピーキングで合わせることでかなり合わせやすくなっています(特にピントリングを回すと自動的に拡大する機能が絶妙です)。

 

それでは今日はこの辺で。